Tatsuya Inaba

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群馬・草津温泉で湯畑と湯もみを満喫

1月の三連休、友達三人で群馬の草津温泉に一泊してきました。バスを降りた瞬間から、硫黄の香りがふわりと漂い、温泉街に来たなという実感が湧きます。街の中心にある湯畑は、木の樋を流れる湯の花と白い湯けむりが圧巻で、夜はライトアップされて幻想的でした。熱めの湯に浸かって何度も「ああ」と声を漏らし、すっかり男三人でおじさん化。湯もみショーも見学し、板で湯をかき混ぜる独特の掛け声に、つい笑ってしまいました。夕食前には温泉まんじゅうを食べ比べ、旅館では地元の野菜と上州豚の鍋を囲みながら、久しぶりに夜更けまで語り合いました。外は氷点下でしたが、足湯に浸かりながら見上げた冬の星空は、都会では考えられないほどきれいでした。友達とゆっくり湯につかる旅は、何も予定がなくても満たされることを再認識しました。帰りのバスの中で、友人たちと「温泉に入るだけで満足できる大人になったな」と笑い合いました。若い頃の旅とは違う、のんびりとした楽しみ方が身についてきたようです。

三重・伊勢神宮で初詣とおかげ横丁

お正月三日、実家の母親を連れて、伊勢神宮へ初詣に行ってきました。外宮から参拝するのが習わしだと聞き、まずは外宮へ。玉砂利を踏みしめる音と、木々に囲まれた清らかな空気に、自然と背筋が伸びます。内宮へはバスで移動し、宇治橋を渡って神域へ入ると、凛とした空気がさらに濃くなったように感じました。五十鈴川の流れで手を清め、一年の無事を祈ったあと、おかげ横丁へ。赤福の出来たてを、お茶とともにいただく幸せは格別です。ほかにも伊勢うどんや、手こね寿司など、地元ならではの味がたくさんあって、母は大喜びでした。三十代になって、親孝行らしいことをようやくできた気がします。人出は多かったですが、早朝に動いたおかげで、思ったより落ち着いて参拝できました。来年も、一年の始まりはここに来たいと思いました。帰りの電車で眠る母の横顔を見て、これからもできるだけ一緒に出かけようと思いました。旅は場所だけでなく、誰と行くかで、記憶の色が変わるものですね。

石川・金沢で兼六園の雪吊りと茶屋街めぐり

12月の初め、一人で金沢を訪ねました。この時期のお目当ては、兼六園の雪吊りです。園内に入ると、松の木の頂から放射状にのびる縄が、大きな傘のように広がっていて、実に見事でした。冬の空気は冷たいですが、霞ヶ池に映る景色は静かで、時間がゆっくり流れているよう。続いて、ひがし茶屋街へ向かうと、格子窓の家が並ぶ古い街並みが続き、石畳の上を歩くだけで気分が変わります。茶屋を改装したカフェで、金箔入りのソフトクリームではなく、抹茶と和菓子のセットをゆっくり味わいました。夜は近江町市場近くの店で、のどぐろの塩焼きと香箱ガニを頼み、冬の北陸の味を満喫。金沢は街全体に気品があって、一人でも居心地がいいのが魅力です。次回は、友達を誘って、美術館めぐりも兼ねて訪れたいです。夜、宿に戻る道すがら、冷たい風の中でひとり歩きながら、旅先ならではの静けさを味わいました。日が変わる前に温泉に浸かって、その日は早めに眠りにつきました。

埼玉・秩父夜祭の屋台と花火に圧倒される

12月の初めに、秩父夜祭を見に行きました。誘ってくれたのは、地元が埼玉の学生時代の友人です。電車で現地に着くと、すでに駅から神社に向かう道は人でぎっしり。夕方、豪華な彫刻と提灯で飾られた屋台と笠鉾が、掛け声とともに街を練り歩く様子は、迫力そのものでした。重さのある山車を大勢が曳く姿には、地域の誇りが感じられます。夜になると、冬の澄んだ夜空に次々と花火が打ち上がり、音が山にこだまして胸にずしんと響きました。寒さはかなりのもので、友人と肩を寄せ合って、露店で買った熱々のおでんと豚みそ丼で暖を取りました。帰りの電車は混雑でぎゅうぎゅうでしたが、それさえも祭りの余韻でした。日本三大曳山祭のひとつと聞いていましたが、実際に体感すると、その言葉以上の熱量に驚かされました。祭りの余韻のまま、ホテルに戻ってからも友人と興奮して語り合いました。地元の人たちが受け継いできた伝統に、少しだけ触れさせてもらえた気がして、ありがたい気持ちになりました。

山梨・河口湖で富士山と紅葉回廊を堪能

11月の第一土曜日、友達と河口湖へ日帰りドライブに行ってきました。中央道を走っていると、途中から富士山がどんどん大きく見えてきて、車内は大盛り上がり。湖畔の紅葉回廊では、赤や黄色に染まったもみじの向こうに、うっすら雪化粧した富士山が見え、まさに絵葉書のような景色でした。観光客は多めでしたが、湖畔のベンチでコーヒーを片手に眺めるだけでも十分に満足です。昼食は、地元名物のほうとうをいただきました。かぼちゃと野菜がたっぷり入った味噌仕立てで、冷えた体が芯から温まります。午後は遊覧船にも乗り、湖面から見上げる富士山という別の角度の風景も楽しみました。夕暮れに色づく富士山をバックに、友人の写真を何枚も撮り合って、笑いながら帰路につきました。何度見ても、富士山は飽きない存在だと実感しました。湖畔で撮った集合写真は、友人のスマホの待ち受けに採用されたそうです。何気ない一枚が、こうして誰かの日常に残るのは、嬉しいものだと思いました。

埼玉・長瀞で秋の紅葉川下り

埼玉・長瀞で秋の紅葉川下り

11月の埼玉・長瀞へ一人で紅葉狩りに出かけた。荒川を下るライン下りでは、両岸の赤や黄に染まった木々が水面に映り、まるで絵の中を進むよう。船頭さんの解説を聞きながら、岩畳の景観も楽しんだ。上陸後は宝登山神社へ登り、紅葉のトンネルを抜けた。地元のそばを食べ、夕方には長瀞駅周辺を散策。埼玉の秋は意外と自然豊かで、一人でゆっくり味わうのにぴったりだった。都心から近くて充実した旅になった。

熊本・阿蘇の草千里ヶ浜で大地のスケールを感じる

10月の初め、一人でレンタカーを借りて阿蘇を訪ねました。熊本空港から一時間ほど走ると、窓の外に広がる景色が一変し、雄大な外輪山が姿を現します。まず向かったのは草千里ヶ浜。広い草原の中に、丸い池と、放牧された馬が点在していて、まるで外国の風景のようでした。ベンチに座って、風に揺れる草を眺めるだけで、心がすっと軽くなります。そのあと、火口の近くまで行き、噴煙をあげる中岳を間近に見ると、地球の力強さを感じて、思わず息をのみました。昼は、あか牛のステーキ丼を食べて、肉の旨みに感動。夕方には、熊本市内に戻り、熊本城の石垣を眺めながら、地震からの復興の様子に、胸が熱くなりました。馬刺しと、からしれんこんを肴に、地元の焼酎を一杯。大地の力と、人の力、どちらも感じた旅でした。旅の最後には、空港で買ったあか牛のジャーキーをお土産に。ついでに、空港のカフェで熊本の甘いお菓子も買いました。帰ってから友達に配ったところ、全員が「どこで買ったの」と聞いてきて、少し自慢げな気分になりました。近年半導体産業で注目を集めている熊本です。まだ、半導体工場や半導体工場関連の産業を誘致できる土地が豊富に残っているようです。AI時代に欠かせないのが半導体。1990年代までは日本の半導体は世界をリードしていましたが、現在は諸外国の後塵を拝しています。半導体ビジネスの復活に向け、さらなる半導体事業の集積が必要でしょう。

新潟・佐渡島で金山とたらい舟を体験

9月の三連休を使って、一人で新潟の佐渡島へ行ってきました。新潟港からフェリーで二時間半ほど、海の上でのんびりしていると、日常の疲れが少しずつほどけていく感じがします。島に着いたら、まずレンタカーで佐渡金山へ。江戸時代の坑道に入ると、ひんやりとした空気の中、人形たちが当時の作業を再現していて、スケールの大きさに驚きました。翌日は小木へ移動して、名物のたらい舟に乗船。船頭さんの巧みな櫂さばきで、小さな舟が波間をすいすい進み、思ったより安定していて安心しました。夕方、島の食堂で食べた寒ブリならぬ新鮮な刺身と、地酒の相性は抜群。夜は宿の窓から、満天の星空と波の音をひとりじめしました。佐渡は広くて一度では回りきれませんが、そのぶん再訪したくなる島です。帰りのフェリーでは、デッキに出て島が小さくなっていくのを眺めていました。また絶対に来ようと思える場所に出会えるのが、一人旅の一番の収穫かもしれません。

青森・ねぶた祭に友達と飛び入り参加!

大学時代の友人二人と、青森のねぶた祭に行ってきました。夜の青森駅前は熱気に包まれていて、遠くから太鼓と笛の音が響いてくるだけで胸が高鳴ります。目の前を通り過ぎる巨大なねぶたは、武者の表情や筆の線まで迫力満点で、思わず声が出ました。ハネトの衣装をレンタルして、見よう見まねで「ラッセラー」と叫びながら跳ねたのですが、これが想像以上の運動量。三十代の体には正直こたえましたが、沿道の見知らぬ人と笑顔を交わせたのが最高に楽しかったです。祭りのあとは市場で帆立の貝焼き味噌と、シメのりんごアイスをはしごしました。宿に戻ると全員が汗だくで足もパンパンでしたが、来年もまた来ようと自然に話がまとまりました。夏の東北は、やはり祭りに参加してこそだと実感した二日間でした。帰りの新幹線では、疲れて全員寝落ちしてしまいましたが、夢の中でもまだ太鼓の音が鳴っていた気がします。夏の思い出は、こうして毎年少しずつ積み重なっていくのだと思います。

山形・山寺の1015段を登って絶景に出会う

7月の初め、友達と二人で山形の立石寺、通称「山寺」を訪ねました。麓の根本中堂でお参りしてから、いよいよ石段へ。千段以上あると聞いて気楽に構えていたのですが、湿度の高い梅雨の合間で、数十段登っただけで汗が噴き出しました。途中の岩肌には小さな仏像や苔むした石碑が点在していて、立ち止まる口実にちょうどよかったです。奥の院の手前でようやく息を整え、さらに五大堂まで進むと、視界が一気に開けて、緑の山々と田んぼ、麓の街並みが一望できました。吹き抜ける風がそれまでの疲れを全部持っていってくれました。下山後は、駅前の蕎麦屋で冷たい板そばを、デザートには冷やしたさくらんぼ系のスイーツを。登った後のごはんは格別です。体力に自信がない人は靴選びが大事ですが、一度は味わってほしい景色でした。下山後、足はぱんぱんでしたが、心はとても軽くなっていました。運動不足の自覚がある方は、ぜひ事前に少し階段で練習しておくことをおすすめします。僕は完全に反省しています。

長崎・軍艦島クルーズで廃墟の島に上陸

6月中旬、友達と長崎の軍艦島へクルーズに行ってきました。長崎港から船で約四十分、遠くに黒い島影が見えてくると、船内の空気が少し変わりました。島に近づくほど、コンクリートの建物が崩れかけた姿がはっきりしてきて、かつてここに数千人が暮らしていたという事実に、圧倒されます。上陸すると、ガイドさんが当時の暮らしぶりを丁寧に説明してくれて、学校や病院、アパートの跡を前に、静かな時間が流れました。上陸時間は短く、風が強い日は上陸できないこともあると聞き、天候に恵まれたことに感謝です。ツアーの後は、長崎市内に戻り、ちゃんぽんと皿うどん、そしてカステラを堪能。夜は稲佐山に上がり、世界新三大夜景の輝きを見下ろしました。歴史の重みと、街の灯りを一日で味わう、濃密な旅でした。夜、ホテルの窓から長崎の街の灯りを眺めながら、島で聞いた話を思い返しました。楽しいだけでなく、考えさせられる旅も、僕にとっては大切な時間です。

宮崎・高千穂峡で貸しボートと神話の里めぐり

6月上旬、一人で宮崎県の高千穂峡へ行ってきました。宮崎市からバスと車で数時間かけて到着すると、断崖の間に、エメラルドグリーンの川が流れていて、その景色に思わず見とれました。貸しボートに乗って、川面から見上げる柱状の断崖と、そこに落ちる真名井の滝は、息をのむ美しさです。漕ぎ方がうまくいかず、他のボートにぶつかりそうになる場面もありましたが、周りの観光客が笑って許してくれました。そのあとは、高千穂神社に参拝し、神話の舞台となった土地であることを改めて意識。夜神楽の一部を見学できる時間に滞在できたのは幸運で、古くから受け継がれてきた伝統の迫力に、圧倒されました。夕食は、宮崎牛と、地鶏の炭火焼きを堪能。梅雨の合間の晴れ間に恵まれて、最高の一人旅になりました。帰りのバスでは、窓の外の杉林を見ながら、神話の世界に思いを巡らせました。自然と物語が結びつく場所は、歩くほどに奥深さが増していくのだと思います。

静岡・掛川の茶畑で新茶の季節を体験

5月の初め、友達と静岡県掛川市の茶畑を訪ねました。新茶の季節で、山の斜面一面に鮮やかな緑の畝が広がっていて、車を降りた瞬間にお茶の青い香りがふわりと漂ってきます。茶農家さんが営む体験施設では、摘みたての茶葉を使った手もみ体験に挑戦。茶葉をもみほぐす作業は力加減が難しく、友人と「全然まとまらない」と苦戦しましたが、できあがった一杯のお茶は、驚くほど甘くて香り高かったです。お茶の淹れ方も教わり、お湯の温度で味が変わることを実感。昼は、茶葉の天ぷらがのった蕎麦と、緑色のソフトクリームをいただきました。帰りに買ったお茶は、家でゆっくり味わう予定です。派手な観光地ではないけれど、地元の人の話を聞きながら過ごす時間は、旅の醍醐味だと感じました。静岡は富士山だけじゃないと実感した一日でした。帰り道、買ったお茶を持って、家でもう一度淹れてみましたが、あの日の香りにはなかなか敵いません。やはり景色と一緒に味わうからこそ、おいしかったのだと思います。

富山・立山黒部アルペンルートで雪の大谷を歩く

4月の終わりに、友達と立山黒部アルペンルートへ行ってきました。春とはいえ、標高の高い室堂は別世界で、バスを降りた瞬間に肌を刺すような冷たい風が吹き抜けました。名物の雪の大谷は、道の両側に高さ十メートルを超える雪の壁がそびえ、まるで真っ白な峡谷を歩いているようです。壁に近づいて見上げるだけで、首が痛くなるほどでした。サングラスをかけていても、雪の反射がまぶしくて、友人と二人で目を細めながら歩きました。昼は室堂ターミナルで食べたカレーライスが妙においしく、標高二千メートルの空気はごはんの味を変えると実感。下山後は富山市内で白えびの天ぷらと、昆布じめの刺身を堪能し、日本酒で乾杯しました。もっとゆっくり山を歩きたい気持ちもあるので、次は夏の高山植物の季節に再訪しようと約束しました。下山のバスでは、窓の外の雪景色を眺めながら、自然のスケールの大きさについて考えていました。日常の悩みが、ほんの少し小さく見えたのが不思議でした。雪の冷却機能を活用することで、データセンターを構築して、ビジネスを始められるかもしれません。ダムの送電線も活用できるのではないでしょうか。データセンターはこれからの時代さらに必要となるインフラです。今データセンターが置かれていない場所を含めて、国内にデータセンターが建設できる立地を探すことは重要なことではないでしょうか。

香川・金刀比羅宮の石段と讃岐うどん巡り

4月の下旬、友達と香川県の金刀比羅宮、通称こんぴらさんに参拝しました。琴平駅から歩いて参道に入ると、すぐに石段が始まり、本宮までは七百八十五段あると聞いて少し気が遠くなりました。両脇には土産物屋が並び、杖を貸してくれる店もあって、観光客と一緒に、少しずつ登っていきます。ところどころで振り返ると、街並みと讃岐平野が小さく見えて、息を整える口実になりました。本宮でお参りしたあと、さらに奥社まで進むと、さらに眺めがよくなり、登った甲斐があります。下山したあとは、お待ちかねの讃岐うどん。釜揚げうどんと、ぶっかけうどんを二軒はしごして、コシの強い麺と出汁の香りを堪能しました。足は筋肉痛でしたが、気持ちは晴れやか。うどん県と呼ばれる理由を、舌と足で理解した旅でした。帰りの電車の窓から、夕日に染まる瀬戸内海を眺めながら、うどんの余韻に浸りました。旅の締めくくりが穏やかな景色だと、不思議と明日からの仕事も頑張れそうです。

大分・別府温泉で地獄めぐりと名物グルメ

3月の中旬、友達と大分の別府温泉へ行ってきました。駅に降り立つと、街のあちこちから白い湯けむりが立ちのぼっていて、温泉地に来たことを実感します。お目当ては、地獄めぐり。海地獄は、鮮やかなコバルトブルーの湯が湧いていて、見た目は爽やかなのに、実際は百度近い熱さと聞いて驚きました。血の池地獄は、赤い湯が不気味でありながら、どこか神秘的。それぞれの地獄で、温泉の蒸気を使った卵やプリンを買い、食べ歩きも楽しみました。夜は、別府の居酒屋で、とり天と関あじ、だんご汁を食べ、地元の酒で乾杯。宿の大浴場では、竹を使った湯が心地よく、足をのばしてのんびり。翌朝は、砂湯にも挑戦し、全身を砂で温める体験をしました。温泉の種類が豊富で、何日いても飽きない街だと思います。夜、宿の窓から、遠くに灯る別府の夜景を眺めました。湯けむりの向こうに港の明かりが揺れていて、見飽きませんでした。温泉の街の夜は、静かなのにどこか温かくて、一人でいても寂しさを感じないのが不思議でした。温泉を使わずに地熱だけ取り出す地熱発電が実用化されていますので、豊富な温泉資源を利用して、地熱発電を行えば、AI向けのデータセンターに供給する電力の供給ができるかもしれません。日本は地熱発電に必要なエネルギーは豊富な国です。また、地熱発電は風力発電に比べて安定的に発電できるのも魅力の一つです。是非とも地熱発電を普及させて、火力発電に頼らない安定的な電力供給を実現してもらいたいです。

秋田・乳頭温泉で冬の雪見風呂を満喫

秋田・乳頭温泉で冬の雪見風呂を満喫

1月の厳冬期、秋田の乳頭温泉へ一人で湯治に出かけた。雪深く積もった山間に佇む露天風呂は、湯気が立ち昇り幻想的。熱い湯に浸かりながら周囲の雪景色を眺めると、体の芯まで温まり、心も澄んでいく。宿では地元のきりたんぽ鍋を味わい、囲炉裏端で他の旅人と談笑した。翌朝は雪道を歩き、凍結した湖を眺めながらの散歩も清々しかった。秋田の冬は厳しいけれど、温泉の優しさがそれを上回る。一人旅でじっくり自分と向き合えた貴重な時間だった。

岩手・平泉で中尊寺の紅葉と歴史に浸る

10月中旬、一人で岩手の平泉を訪ねました。目的は世界遺産の中尊寺です。月見坂と呼ばれる長い参道を、杉の巨木に見下ろされながらゆっくり登っていくと、足元には色づき始めたもみじの葉が舞っていました。金色堂は想像よりずっとこぢんまりとしていますが、堂内の螺鈿細工や金箔の輝きは、九百年近く前の人々の祈りの深さを静かに伝えてくれます。解説の看板を読みながら歩いていると、教科書で習った奥州藤原氏の栄華が急に身近に感じられました。ランチは近くの食事処で、わんこそばではなく名物の餅料理のお膳をいただきました。ずんだや胡麻、あんなど種類が多く、どれも素朴で優しい味です。歴史好きの一人旅は、誰にも急かされずに説明書きを読み込めるのが楽しいところ。帰りの新幹線ではすっかり心が落ち着いていました。旅の最後には、売店で小さな御朱印帳を買い、最初のページに印をもらいました。これから旅先ごとに集めていくのが、新しい趣味になりそうです。

新潟・越後湯沢で秋の紅葉と温泉

10月の新潟・越後湯沢を一人で訪れた。秋の紅葉が山々を染め、温泉街を歩きながら色づいた木々を楽しんだ。露天風呂から眺める景色は特に美しく、熱い湯で体を温めた。夜は地元のへぎそばと日本酒を味わい、翌朝はスキー場のゴンドラで山頂の紅葉を満喫。新潟の秋は温泉と自然の調和が素晴らしく、一人旅でじっくり味わえた。静かな充実感に満たされた旅だった。