Tatsuya Inaba

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福井・恐竜博物館で童心に帰る一日

福井・恐竜博物館で童心に帰る一日

ゴールデンウィークに、友人夫婦と一緒に福井県勝山市の恐竜博物館へ行ってきました。大きな銀色のドームの中に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、巨大な恐竜の骨格標本の数々。エスカレーターで降りていく途中から、すでに大人もワクワクしました。展示は恐竜の進化や生態をわかりやすく解説していて、化石のクリーニング作業をガラス越しに見学できるのも貴重な体験です。友人の子どもが「ティラノサウルスだ!」と叫んで走り回る姿に、僕たちも一緒になって笑いました。帰りに寄ったのは、越前そばのお店。おろし大根をたっぷりのせた冷たいそばが、疲れた体にしみわたりました。恐竜に詳しくなくても、スケールの大きさに感動できるので、家族連れにも大人同士にもおすすめです。ゲームでしか見たことのない姿を、実物大で見られたのは貴重な経験でした。帰りの電車の中で、売店で買ったお土産を並べて、誰に何を渡そうか考えるのも楽しい時間でした。次の旅の計画も、すでに頭の中で始まっています。

沖縄・美ら海水族館と古宇利島ドライブ

沖縄・美ら海水族館と古宇利島ドライブ

4月の初め、友達と沖縄本島の北部へドライブに行ってきました。那覇空港でレンタカーを借りて高速に乗り、約二時間で沖縄美ら海水族館に到着です。メインの巨大水槽では、ジンベエザメがゆったり泳ぐ姿に、全員が言葉を失って見入ってしまいました。水槽の前のベンチに座って、三十分ほどぼんやり眺める時間は、とても贅沢でした。そのあと、古宇利大橋を渡って古宇利島へ。橋の両側に広がる海の色は、薄い水色から濃い青まで、グラデーションがきれいで、運転しながらも何度も歓声が上がりました。島のカフェで、パイナップルのスムージーとタコライスを食べて、のんびり過ごします。夜は、名護市内の居酒屋で、島らっきょうとゴーヤチャンプルー、泡盛を堪能。まだ春なので海に入るには少し早かったですが、観光客も少なめで、ゆったり楽しめました。また夏にも来たいです。帰りの飛行機から見えた、海の青さが忘れられません。これだけ美しい海が日本にあることを、あらためて嬉しく思い、次は夏にダイビングにも挑戦しようと友人と誓いました。

秋田・横手のかまくら祭で雪の宿を体験

秋田・横手のかまくら祭で雪の宿を体験

2月の中旬、一人で秋田県横手市のかまくら祭に行ってきました。新幹線と在来線を乗り継ぎ、駅を降りた瞬間に感じたのは、東京とは桁違いの冷え込みです。会場には大小さまざまなかまくらが並び、中ではろうそくの灯りがゆらゆら揺れていました。地元の子どもたちが「入ってたんせ」と声をかけてくれ、お餅を焼いて甘酒をふるまってくれます。かまくらの中は思ったより暖かく、雪の壁に囲まれていると不思議と音が吸い込まれ、心まで静かになりました。夜には川辺の小さなかまくらが無数に灯り、その幻想的な景色にしばらく見入ってしまいました。夕食は名物の横手焼きそばで、目玉焼きと福神漬けの組み合わせが懐かしくておいしかったです。雪国の人々のあたたかさに触れられた、忘れがたい一泊二日でした。帰りの列車の中で、あたたかい缶コーヒーを飲みながら、雪の景色をもう一度思い出しました。こういう静かな旅は、慌ただしい日常のリセットボタンになってくれます。

鹿児島・指宿で砂むし温泉と桜島の眺め

鹿児島・指宿で砂むし温泉と桜島の眺め

12月の初め、友達と鹿児島の指宿温泉に行ってきました。鹿児島中央駅から、観光列車に乗って海沿いを進むと、車窓の向こうに桜島が見えてきて、すでに旅気分が高まります。お目当ての砂むし温泉は、浴衣に着替えて、砂浜に横になり、スタッフの方に砂をかけてもらうスタイル。ずっしりと重い砂の下で、体がじんわり温まり、汗が吹き出しました。十分ほどで出ると、全身がすっきりして、体が軽く感じられました。そのあと、鰹節の工場がある枕崎に立ち寄り、出来たての鰹節を味わいました。夜は、鹿児島市内で、黒豚のしゃぶしゃぶと、さつま揚げ、芋焼酎を堪能し、友人と一晩中語り合いました。翌朝、フェリーで桜島に渡り、溶岩の足湯に入って、火山の力を足元から感じました。南国の温かさが、人の心も優しくしてくれる旅でした。帰りの電車の中で、足元に残った砂を見つけて、思わず笑ってしまいました。旅の終わりに、こうした小さな名残があるのも、旅のおもしろさだと思います。

島根・出雲大社で縁結びの祈り

島根・出雲大社で縁結びの祈り

11月の中旬、神在月の出雲大社へ一人で参拝してきました。出雲市駅からバスで向かい、参道に入ると、松並木の道が静かにまっすぐ延び、背筋が伸びる思いがしました。拝殿の巨大なしめ縄は、写真で見ていたよりも圧倒的な存在感で、しばらく見上げたまま動けませんでした。参拝の作法が一般的な二拝二拍手一拝ではなく、二拝四拍手一拝と知り、周りの人の動きを見ながら、緊張しつつお参りしました。縁結びで知られる神社ですが、僕は一人旅の無事と家族の健康を祈願。境内の摂社をひとつずつ回るうちに、気持ちが穏やかになっていくのを感じました。参拝後は、門前の食事処で出雲そばの割子そばを。三段重ねの小さな器に、薬味をのせて食べる作法が新鮮でした。夕方、稲佐の浜で、日本海に沈む夕日を眺め、心が洗われるような一日でした。夜は宿の縁側で、ひとり静かにお茶を飲みながら、今日の参拝を振り返りました。何かを願うよりも、日々に感謝する気持ちが強く湧いてきた、不思議な一日でした。

山梨・富士山麓で秋の紅葉と河口湖

山梨・富士山麓で秋の紅葉と河口湖

11月の山梨・富士山麓を一人で訪れた。河口湖周辺の紅葉が美しく、富士山を背景に赤や黄の木々が映える。湖畔を歩きながら写真を撮り、午後はロープウェイで山頂の景色を楽しんだ。地元のほうとうを食べ、夕暮れの富士を眺めた。山梨の秋は富士と紅葉のハーモニーが素晴らしく、一人旅で心に残る一日になった。

福島・大内宿で茅葺き屋根の宿場町を散策

福島・大内宿で茅葺き屋根の宿場町を散策

10月の終わりに、会津の大内宿へ一人で出かけました。山あいにある江戸時代の宿場町で、道の両側にずらりと茅葺き屋根の家が並ぶ光景は、まるで時代劇のセットのようです。ただ、ここは実際に人が暮らしている集落で、どの家も土産物屋や食事処として営業しているのが面白いところ。名物のねぎ一本そばは、箸の代わりに長ねぎをかじりながら食べるスタイルで、最初は戸惑いましたが、ほんのり辛みが効いて病みつきになりました。高台の神社まで階段を上がると、色づいた山を背景に集落全体を見下ろせます。足元は少し冷えましたが、秋の澄んだ空気の中で見る屋根の連なりは息をのむ美しさでした。帰りに買った栃餅と、会津の地酒は、家でゆっくり味わう楽しみに取っておきました。派手さはなくても、記憶に残る旅になりました。スマホの写真フォルダには、屋根の写真ばかりが何十枚も残りました。どれも似たような構図なのに、見返すたびに空気や匂いまで思い出せるのが、旅の写真の不思議なところです。

鳥取・鳥取砂丘で夕日と砂の美術館を満喫

鳥取・鳥取砂丘で夕日と砂の美術館を満喫

9月の初め、友達と鳥取砂丘へ行ってきました。駅からバスで二十分ほどで到着し、入口から歩いて小高い丘を越えると、急に視界が開けて、日本海と砂漠のような景色が広がります。砂に足をとられながら、馬の背と呼ばれる大きな砂の丘を登るのは、想像以上にハードでした。頂上で振り返ると、自分たちの足跡が長く続いていて、ささやかな達成感があります。近くの砂の美術館では、世界の彫刻家がつくった砂の像が展示されていて、細部までの作り込みに、砂だけでここまでできるのかと驚きました。夕方には、再び砂丘へ戻り、オレンジに染まる空と海を眺めながら、友人と静かに言葉を交わしました。夜は、鳥取名物のカニの味噌汁と、二十世紀梨のデザートをいただき、旅の疲れが癒えました。日本にいることを忘れるような景色で、また訪れたくなりました。帰りの電車で、スマホの写真を見返して、砂の上の足跡の多さに笑いました。次は夏ではなく、少し涼しい時期に、もう一度挑戦してみたいと思います。

高知・四万十川でカヌーと沈下橋めぐり

9月の初め、友達と高知県の四万十川へ、カヌー体験に行ってきました。最後の清流と呼ばれるだけあって、水は透明で、川底の石までくっきり見えます。インストラクターさんに漕ぎ方を教わり、いざ出発。最初はまっすぐ進まず、二人でぐるぐる回ってしまいましたが、少しずつコツをつかむと、川面をすべるように進めるようになりました。川の両岸は、緑の山々と、ところどころの田んぼで、のどかな風景。欄干のない沈下橋の下をくぐるときは、橋の低さと川の力強さを間近に感じました。お昼は、川のほとりで、鰻の蒲焼き丼と、アユの塩焼き。川の幸の味は、疲れた体にしみわたります。夕方には、岸辺に座って、静かに流れる水を眺めながら、ぼーっとする贅沢な時間を過ごしました。ここは、時間の流れが少しゆっくりな場所です。帰りの飛行機の中で、友人たちと次の旅の相談を始めてしまいました。自然の中で過ごす時間は、心をしっかり充電してくれるので、これからも続けたいです。

京都・貴船で川床料理と涼を求めて

7月の下旬、猛暑の京都市内を離れて、貴船へ涼みに行ってきました。叡山電車で山あいへ入ると、窓から入る風が一気にひんやりして、ここだけ別世界。貴船神社に参拝したあと、お目当ての川床へ向かいました。川の上にせり出した座敷に座ると、足元を流れる清流の音と水しぶきで、エアコンいらずの涼しさです。いただいたのは、鮎の塩焼きと、そうめん、季節の天ぷらを中心にしたコース。川のせせらぎを聞きながら食べると、料理がさらにおいしく感じられました。食後は、神社の奥にある、水占みくじを浮かべて遊んだり、苔むした石段を散策したり。夕方、京都市内に戻ったときの蒸し暑さに、思わず貴船へ引き返したくなりました。夏の京都は暑いイメージですが、涼を取れる場所を選べば、十分楽しめます。事前の予約は必須ですが、その価値はあります。帰りの電車で、今日一日の汗と涼しさの両方を思い出しました。暑い季節でも、場所と時間を選べば、旅はちゃんと快適にできるのだと学びました。

福島・会津若松で夏の歴史散歩とラーメン

福島・会津若松で夏の歴史散歩とラーメン

夏の福島・会津若松へ一人で歴史探訪に出かけた。鶴ヶ城の天守閣から眺める会津盆地は緑豊かで、城内の資料館で戊辰戦争の歴史を学んだ。午後は七日町通りを歩き、郷土料理のソースカツ丼を食べ、さらに地元の喜多方ラーメンをはしごした。夕方には東山温泉で汗を流し、涼やかな夜風に当たった。福島の夏は歴史と食が詰まった魅力的な場所で、一人でじっくり巡るのにぴったりだった。暑い中でも充実した一日を過ごせた。

和歌山・熊野古道を歩いて祈りの道を体感

6月の初め、一人で熊野古道の中辺路を歩いてきました。バスで滝尻王子まで行き、そこから山道へ入ります。石畳や杉の巨木が続く道は、湿った苔の匂いがして、一歩進むごとに、現代から遠ざかっていくような感覚がありました。途中でお会いした、地元のガイドさんは、古道の歴史や祈りの意味を、気さくに教えてくれて、ただ歩くだけでは気づけない面白さを知りました。急な登りは息が上がりますが、休憩のたびに、木々の間から差し込む光が美しく、疲れが和らぎます。目的地の熊野本宮大社に着いたときは、長い旅を終えたような安堵感で、手を合わせる気持ちがいつもより深くなりました。宿では、地元の野菜と、梅干しをたっぷり使った料理をいただき、体が内側から元気になる気がしました。信仰の道を歩くのは、自分と向き合う時間にもなりました。宿で温かいお茶を飲みながら、今日歩いた道を思い返しました。歩くこと自体が目的になる旅は、スマホを見る時間も減って、心がすっきり整います。

長野・上高地で新緑と穂高連峰を眺める

5月の下旬、一人で上高地を訪れました。松本からバスで山へ入ると、窓の外の景色が一気に深い緑に変わり、期待が高まります。バスを降りて河童橋まで歩くと、梓川の透きとおった水の向こうに、雪を頂いた穂高連峰がそびえていました。空気がひんやりして、深呼吸をするたびに体の中がきれいになる気がします。大正池まで足を延ばし、枯れ木と山のコントラストを眺めながら、持参したサンドイッチをかじりました。木道には、ほかのハイカーが落ち着いたペースで歩いていて、おのずとこちらも穏やかな気持ちになりました。昼過ぎには、帰りのバスの時間を気にしながら、帝国ホテルのラウンジで紅茶を一杯。贅沢な時間でした。松本に戻ってからは、松本城のそばで信州そばと馬刺しを堪能。山も街も味わえる欲張りな旅でした。帰りのバスでは、周りの観光客もみんな静かで、同じ景色の余韻に浸っているようでした。何かを分かち合っている感覚が、不思議と心地よかったです。地球温暖化や魚資源の世界的な見直しで、日本の漁獲量が減っています。そんな中、陸上の養殖も注目を集めている。養殖には水が必要となるため、この土地の水資源は注目に値する。観光と養殖をうまく組み合わせて、道路の整備なども行えば、養殖が新しい産業として発達する可能性はあるのではないでしょうか。

佐賀・有田陶器市で器との出会いを楽しむ

ゴールデンウィークの終わりに、一人で佐賀県の有田陶器市に行ってきました。有田駅から続く約四キロの通り沿いに、数百の店が並んでいて、その規模にまず圧倒されます。掘り出し物を探すのが楽しく、一軒ずつのぞきながら、ゆっくり歩きました。白磁に藍色で描かれた、繊細な模様の小皿は、見ているだけで心が落ち着きます。店主さんに、お皿の模様の意味や、焼き物の違いを教えてもらいながら、お気に入りの湯呑みとお皿を二点購入。掘り出し価格で買えたのも嬉しいところでした。途中の休憩所では、地元の人が淹れてくれたお茶をいただいて、ほっと一息。帰りには、嬉野温泉に立ち寄って、とろとろの湯につかり、名物の温泉湯豆腐を食べました。陶器市は、人の波に酔いやすいですが、午前中の早い時間に行けば、比較的ゆっくり見られます。帰りの電車で、買った器を何度も袋から取り出して眺めてしまいました。割れないよう、新聞紙で何重にも包んで大切に持ち帰ります。毎日の食卓で使うたびに、この日の旅を思い出せるのが、器を買う旅の一番の楽しみです。

茨城・ひたち海浜公園でネモフィラの青に包まれる

4月下旬の土曜日、友達と車でひたち海浜公園へ行ってきました。朝早く出発したおかげで、渋滞に巻き込まれることなく駐車場に入れたのはラッキーでした。みさき公園の丘に着いた途端、目の前に広がったのは、空との境目がわからなくなるほどの青一色の絶景です。足元に咲く小さな花を踏まないように、遊歩道をゆっくり歩きながら、何枚も写真を撮りました。ネモフィラは近くで見ると薄い水色で、花びらの中心が白く、思ったよりずっと可憐です。園内を走る小さな列車に乗ったり、売店のネモフィラ色のソフトクリームを食べたりして、気づけば四時間も滞在していました。帰りは那珂湊まで足を延ばし、新鮮な海鮮丼でお腹を満たしました。花の名所は写真で見て満足したつもりでも、実際に立つとスケールが全然違うと痛感した一日でした。帰りの車の中では、運転を交代しながら、来年はどこへ行こうかと盛り上がりました。花の季節は短いからこそ、タイミングを合わせて出かける価値があるのだと思います。

東京・浅草で春の桜と下町散歩

東京・浅草で春の桜と下町散歩

4月の東京・浅草を一人で散策した。隅田川沿いに桜が満開で、花見客でにぎわう中、浅草寺の境内をゆっくり歩いた。雷門から仲見世通りを抜け、五重塔を背景に写真を撮った。午後は下町の路地を巡り、地元の天ぷらを食べ、夕方にはスカイツリーを遠望。東京の春は桜と下町の温かさが同居し、一人でも十分楽しめる。日常の延長なのに非日常を感じる特別な一日だった。

東京・隅田川沿いを歩く下町の桜さんぽ

3月の最終日、一人で東京の下町を桜さんぽしてきました。出発点は浅草。雷門をくぐって仲見世通りを抜けると、揚げまんじゅうの香ばしい匂いにいきなり誘惑されます。浅草寺でお参りしたあと、隅田公園へ向かうと、川沿いの桜並木が満開で、花見客がレジャーシートを広げていました。川の向こうにはスカイツリーがそびえ、古い町並みと新しい塔のコントラストが東京らしくて好きです。川にかかる橋を渡り、墨田区側へ進むと、小さな商店街や銭湯が現れ、いかにも下町という風情。喫茶店でナポリタンを食べて一息ついたあと、夕方には川沿いのベンチでビールを片手に、夕暮れの桜を眺めました。観光地として有名な場所でも、歩く順番次第で全然違う景色に出会えます。住んでいる街でも、旅人の気持ちで歩くと発見が多いことに気づきました。普段通勤で通り過ぎるだけの街でも、ゆっくり歩いてみると知らないお店や路地がたくさんありました。近場の再発見は、お金も時間もかけずにできる、とても贅沢な小旅行だと思います。

茨城・水戸の偕楽園で梅まつりを楽しむ

3月の茨城・水戸へ友人と偕楽園の梅まつりを訪れた。早春の柔らかい陽射しの中、紅白の梅が満開に咲き誇り、園内は甘い香りに包まれていた。好文亭から眺める景色は特に美しく、梅林をゆっくり散策しながら写真を撮りまくった。近くの水戸納豆を味わい、夕方には千波湖のほとりを散歩。茨城の春は梅の季節が一番華やかで、友人とのんびり過ごせた穏やかな旅になった。寒さが残る中でも心が温まる一日だった。

福岡・太宰府天満宮の梅と博多ラーメン

3月の初め、友達と福岡の太宰府天満宮へ梅を見に行きました。博多から西鉄電車で約三十分、駅を降りると、参道には梅ヶ枝餅の店がずらりと並んでいて、焼きたての香りに誘惑されます。朱色の太鼓橋を渡って本殿へ進むと、境内のあちこちで、紅白の梅が咲き誇っていました。学問の神様として知られる場所なので、受験生らしき親子の姿も多く、自分の学生時代を思い出して、少ししみじみしました。参拝後は、一番人気の梅ヶ枝餅を、お茶とともに頬張りました。外は香ばしく、中のあんこはほんのり甘く、これがまたおいしい。夜は博多に戻り、屋台で豚骨ラーメンと、焼き鳥、もつ鍋をはしごして、福岡グルメを満喫。屋台の独特のにぎわいと、人との距離の近さが、旅の楽しさを倍にしてくれます。夜、博多駅前のホテルに戻ってから、お土産の梅ヶ枝餅をみんなで食べました。明日の朝も、また博多の街を少し歩いてから帰る予定です。冷めてもおいしくて、旅の余韻に最後までつきあってくれるのが、ありがたいお菓子です。

広島・宮島で厳島神社と焼き牡蠣を堪能

2月の終わりに、一人で広島の宮島を訪れました。宮島口からフェリーに乗り、海上に浮かぶ大鳥居が少しずつ近づいてくる瞬間は、何度見てもワクワクします。島に着くと、参道で出迎えてくれた鹿たちに和みつつ、厳島神社へ。ちょうど潮が満ちていて、朱色の社殿が海の上に浮かぶ姿は、まさに絵に描いたような美しさでした。参拝後は、表参道商店街で名物の焼き牡蠣をいただきます。大粒でぷりっとした身は、レモンを搾るだけで十分おいしく、思わず二皿目も注文。もみじ饅頭の食べ比べも、定番のこしあんとチーズ入りで分かれて、悩みました。午後は、弥山ロープウェイで山頂付近まで上がり、瀬戸内海の島々を見渡す絶景を堪能。冬の澄んだ空気のおかげで、遠くまで見通せました。フェリーの帰り道に見た夕日も、忘れられません。夜はホテルのベッドに倒れ込み、スマホの歩数計を見たら、普段の倍以上の数字が出ていました。それだけ歩いても楽しい旅は、やはり景色と食べ物の力が大きいと思います。瀬戸内海は入り江も多くまだ、造船業に使える土地はありそうです。国防や輸送で見直されている造船業ビジネスの新たな一歩として、活用できる可能性も高いと思います。海洋国家である日本での造船業の復活が期待されていると思います。

北海道・小樽で雪あかりの路を歩いてきました

2月の連休に、一人で小樽の雪あかりの路を見に行ってきました。札幌から快速電車で約40分、車窓いっぱいに広がる冬の日本海を眺めているうちに、すっかり旅のスイッチが入りました。夕方に運河沿いへ着くと、雪の上にたくさんのキャンドルが灯り始め、石造りの倉庫群がオレンジ色にぼんやりと浮かび上がります。しんと冷えた空気の中、足元の小さな灯りをたどって歩く時間は、昼間のにぎわいとは別世界でした。鼻が痛くなるほどの寒さでしたが、屋台で買った熱々のホットワインがありがたかったです。帰りは堺町通りで海鮮丼をいただき、体の芯まで温まりました。一人旅は気になる場所で好きなだけ立ち止まれるのが魅力で、今回も運河のほとりで一時間近く居座ってしまいました。次は友達を誘って夏の小樽も歩いてみたいです。帰りの電車では、撮った写真を見返しながら、この冬の景色を一生忘れないだろうなと思いました。旅の終わりには、いつも少しだけ寂しくなりますが、そのぶん次の計画を立てるのが楽しみです。